正しく漢方精力剤を理解しましょう
■漢方精力剤が生薬でつくられているから副作用がないというのは、正しい理解ではありません。個人の体質の違いによって効果に差が出たり、副作用が発生します。
■漢方精力剤は複数の生薬を組み合わせる調合によって作られています。それぞれの生薬の相互作用によって、副作用をより少なくするようになっているのが特徴です。西洋薬に比べると長い年月をかけて臨床実験を繰り返されてきた分、副作用発生率が低いと考えられています。
■グレープフルーツジュースは、体内で薬品を分解する酵素のはたらきを鈍らせるため、薬の効きが長時間になってしまうと言われています。漢方精力剤との相性はわかりませんが、気になる方は、精力剤を飲むときはグレープフルーツジュースを避けて白湯にするといいでしょう。
■複数の生薬の組み合わせが、副作用をより少なくする調合の効果は、西洋医薬品との組み合わせにも効果的なようで、日本の製品にも利用されています。バイアグラ成分の入っていた漢方精力剤を飲んでいた方から、バイアグラに比べて副作用が穏やかで、頭痛や疲労感を感じない、と報告を頂いたことがありますが、それも生薬の組み合わせ効果かもしれません。・・・・あくまで推測ですが。はじめて購入する品については、一度に多くを摂取せずに、まずは少量で試してみて体の様子をみながら上手に使うのがよいと思います。ただし、服用後体調に変化を感じられた場合には必ず使用を中止してください。
■漢方精力剤はお酒と似ていると思います。個人差もありますが、お酒は短時間で強い効果が現れます。しかし、これをいちどにたくさん飲みすぎたり、毎日続けて飲むと体には毒になります。漢方精力剤も同じで、適度に楽しむのが上手な利用方法と考えます。個人の体質によるので、自分の適量を見つけましょう。
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