泌尿器であるペニスの構造

ペニスという言葉は、英語とラテン語で言われています。日本語では「陰茎」と呼ばれています。この世の全ての哺乳類のペニスには尿道があり、その中を精液と尿の両方が流れる仕組みとなっています。ですのでペニスは性器であるのと同時に、泌尿器としても使われているのです。

ペニスは、通常時左右の足の間の前方に懸垂します。非常に柔軟な体の器官の一つであり、排尿に用いられます。また、勃起した場合、棒状になり、固く突出しながら、精子を射出します。

人間においては、通常小学校の高学年を過ぎたあたりから陰毛が生えるなどの変化が現れます。これが一般的に言われる「思春期」の始まりなのです。

ペニスの形や長さ、太さなどは個人によって差があります。調査段階において、とある研究者によると「人種によってペニスが変わる」と提唱されましたが、全体的にこの説が有効である調査例は知られていません。

人類のペニスは、形は様々でありますが、構造は変わりません。まず体の外に突起する陰茎、そこから繋がる尿道、精子が作られる精巣、前立腺の中に膀胱があり、そこから直腸に繋がります。また、陰茎背動脈、陰茎深動脈、陰茎球動脈という３つの動脈と、浅陰茎静脈という１つの静脈が流れており、これらの脈を陰核背神経という神経が行き渡っています。

病院や医学の本に、ペニスの断面図が書かれています。断面図を見ると一目で脈や神経がどこに位置しているのかわかりますので、興味のある方は調べてみると良いでしょう。