医学用語解説 |
| 水疱(すいほう) | 傷から体液などがにじみ出て、皮膚の下(表皮の下あるいは真皮の中)にたまって、ふくらんだ状態をいいます。いわゆる水ぶくれのことです。 |
| 創面(そうめん) | 褥瘡によって生じた傷の表面のことをいい、創底と創縁を意味します。 |
| ポリウレタンフィルム | 透明、あるいは半透明のポリウレタンフィルムにアクリル系あるいはビニールエーテル系粘着材をつけたドレッシング材をいいます。透明な薄いフィルムであるため、傷の状態が観察しやすくなっています。まだ損傷を受けていない皮膚に貼ることで摩擦やずれを軽減し、褥瘡ができるのを予防する目的で使われることもあります。 |
| 機能別分類A (きのうべつぶんるいA) | 傷をおおう医療用の素材(ドレッシング材)は、傷の深さによって保険適応となる対象が決められており、A〜Cに分類されています。機能別分類(A)は表皮の下の真皮に至る傷用、(B)は皮下組織に至る傷用、(C)は筋・骨に至る傷用と区分されています。(B)のみ(B1)と(B2)に分かれ、(B1)はシート状、(B2)はそれ以外の形状をした素材となっています。 |
| ハイドロコロイド | 傷の表面からにじみ出てくる滲出液を吸収し、やわらかいゼリーのような状態になるドレッシング材をいいます。傷口に貼って密閉し、湿った状態を保ちながら、血管の再生を促し、傷の治りを早めます。 |